「学校で農業のことをいろいろ教わるけど、正直、イマイチ、ピンとこない…」
「このまま農業の道に進んで、本当に大丈夫なのかな…」
「農業って儲かるの? 生活できるの?」
新規就農者の方と一緒で、生徒さんたちも多くの疑問と不安を抱えているようです。
そんな生徒さんたちに、平戸市の農業界を代表する先輩たちが、
ぶっちゃけてお答えします!
イチゴ農家
森さん(30歳)
猶興館高校卒業後、農業大学校に進学。
卒業後、2年間の技術・経営等実践研修を受け、現在は実家のイチゴ農家
(父30a・本人10a)に就農。
牛繁殖農家 (兼業)
森田さん(28歳)
北松農高卒業後、農業大学校に進学。
現在、「長崎県肉用牛改良センター」で種牛改良の仕事に就きながら実家の牛の繁殖農家(40頭程)を手伝う。
牛繁殖農家
浦さん(27歳)
平戸高校卒業後すぐに実家の牛繁殖農(90頭程)に就農。
後継者資金で牛を増やしたり、人工授精士の資格を独学で取得するなど精力的に活動している。
イチゴ農家
橋本さん(27歳)
平戸高校卒業後、農業大学校に進学。
卒業後、2年間の技術・経営等実践研修を受け、現在は実家のイチゴ農家(35a)に就農。
平戸市役所 農林課
川内課長(50歳)
市役所の農林課で、これから農業を始めたいという方々のサポートや生産振興など、平戸市のみならず長崎県の農業の活性化を行っている。
JAながさき
西海平戸営農センター
浦係長(37歳)
JAの営農指導員。
農家さんのサポート・指導や、農家さんが収めた野菜の検査・販売を行っている。
主な担当品目はイチゴ・メロン・ブロッコリー・ゴーヤ。
- 【橋本】
- 自分は農業に向いているなと、中学生くらいから就農を決めてました。
- 【浦】
- 小さい頃から作業を手伝わされていて、最初は嫌だったけど、あるときから「これは宿命かな」と思うようになりました(笑)。
- 【森】
- 父がイチゴを作る姿を見ていて「楽しそうだな」と思ったから。まあ、長男ということもあったけど。
- 【森田】
- 僕は、大学卒業する時に、もう少し勉強して視野を広げたかったので就農しなかった。でも、将来的には就農しようと思ってました。
- 【橋本】
- 僕も農大に行って、勉強だけでなく、他地域の仲間づくりが出来たことが財産になっているし、今に活きていますね。
- 【川内】
- とりあえずは農大に入って、卒業後は別の仕事をしようと考えていた人が、仲間の影響で「農業っていいな」と再認識し、就農した人もいっぱいますよね。
- 【森】
- 農業は毎日の作業の積み重ねも大事だけど、環境の変化に対応していくことも必要。新しい知識や経験を現場で学び、今までできなかったことができるようになることが楽しいですね。
- 【橋本】
- 僕が作ったイチゴが「美味しい」と言われた時は嬉しく、やりがいを感じます。でもやっぱり一番は、イチゴがたくさん実って、高く売れていくことですね!
- 【一同】
- そうだね。一生懸命作った・育てたものが高く売れて、儲かることが一番のやりがいだし、いくらきつくても楽しく頑張れるんだよね!あと、農家は仲間意識が強いと思う。困った時には一人で悩むんじゃなく、みんなで助け合うし、僕らみたいに仲間同士でワイワイやるのも楽しい。
- 【森田】
- 良いところは自分のやりたいようにやれることかな。大変なところは、牛の場合はお産。夜に陣痛が始まって、今か今かと待機してても、結局は朝になったとか…。生き物相手だから仕方ないんだけどね。
- 【橋本】
- 色々と挑戦ができること。大変なところは、農繁期に寝れないことかな。イチゴは3月中下旬の2週間くらいがピークで、朝4時くらいから早くても夜10時くらい。パック詰めに一番時間がかかり、多い時で一日千パックを夜中まで10時間以上かけてやるので…さすがにこの時期は赤色を見たくなくなる(笑)。でも、寝れない時が儲かり時なので…複雑です。忙しくないとダメだし…
- 【浦】
- 元気な子牛が生まれた時は嬉しいですね。あと、牧草収穫の大変な作業後にみんなで飲むビールは最高だし、やってて良かったと思いますね(笑)。
- 【森】
- 僕らは生き物を相手にしているので、それに合わせたライフスタイルを組み立てないといけないことが大変。あと、「農業は大変・きつい」というイメージがどうしてもあって、平戸でも若い農家が少ないのは寂しいですね。
―世間の「農業は大変・きつい」というイメージと、実際の今の農業とのギャップはありますか?
- 【橋本】
- やはり農業も日々技術が発達していて、イチゴで言うと、光合成の働きを活性化させ成長を高める・回転率を上げる為に炭酸ガスを使ったり、ハウスの自動換気システムだったり。昔なかった技術や機械の導入により、確実に楽に多く生産できるようになっています。導入費用はかかりますが…
- 【森】
- 選択肢ができたよね。お金かけて最新機器を入れて儲かることもできるし、 農業ではなく自分の時間にお金をかけることもできる。
- 【橋本】
- でも、僕らがいくら「農業はいいよ」と言っても、実際にやってみないことにはイメージを変えるのはなかなか難しいですよね。
- 【森田】
- 農協さんは、また違った大変さがありますよね?農協って9時〜5時までの 楽な仕事って思っている人もいるかもしれないけど、実際は僕ら農家のために、合わせて働いてもらっているので。
- 【JA浦】
- そうですね。農協も部署によって色々ですね。農家のみなさんはいつも楽しそうに働かれてて、あまりストレスがないのかなって僕には見えます。
- 【森田】
- 頑張っても市況や天候などで中々利益が出ないこともあり、安定した給料が入らないこと。不安と、「どうにかせんといかん」という覚悟が日々戦っている。
- 【森】
- 栽培方法でいつも自問自答。親父から「これちょっと違うんじゃないか?」と言われると、自分もまだまだなので不安になりますね。
- 【森田】
- でも、何でもやって失敗しない事には分からんからね。悪かったところを次に活かせたらいい。―「安定収入」「栽培方法・技術」の不安に対して、JAや市からのサポートはありますか?
- 【JA浦】
- 日々行っている、生産性を上げる為の技術サポートでしょうか。少しは農家のみなさんの手助けにはなっているのかなと。
- 【川内】
- 平戸市では、規模拡大等による収入安定のための、農家さんの投資に対する負担を軽くする支援を行っています。また、平戸市や長崎県では新規就農者に対する様々な支援を用意していますので、生徒のみなさんは不安になることなく、どうぞ安心して就農してもらえればと。
- 【森】
- あとは、不安があったら、僕らみたいに仲間に相談することによって、 気持ちが楽になることも多いですね。愚痴の言い合いでもいいですし(笑)。
- 【橋本】
- イチゴは農繁期の3~5月は毎日収穫・出荷作業があるのでどうしても休めないけど、それ以外は仕事の進み具合で自由に休みが取れる感じですね。なので、月に何日休みとかではないですね。
- 【森】
- イチゴ農家の中には、農繁期でも一日しっかり働いて次の日は休むという人もいる。僕も親父に「明日休みたいんだけど」って言ったら、「じゃあ働け!」って言われます(笑)。でも、休めばそれだけお金にはならないし、逆に働けば働いただけ良いことがあるので、そんなに休みたいと思わなくなりましたね。
- 【浦】
- 毎日牛に餌を与えないといけないので、丸々一日休むのは2ヶ月に1回くらい。その代わり、朝働いて昼から休みとかが多いですね。
―みなさんお休みの日は何をされているんですか? ご趣味は?
- 【橋本】
- 僕はイカ釣りですね。仕事が終わってからも行きますけど(笑)。
- 【森】
- 僕は子どもがいるので、一緒に遊んでますね。
- 【森田】
- 寝てる事が多いかな。あとは買い物に行ったり。
- 【浦】
- 僕は…休みの前日に夜通し飲みますね。その後、昼くらいから温泉行って、
マッサージ受けて…その後、YouTube見たりとか…。
- 【森田】
- 俺は他で働いてるから給料あるけど、みんなはどう?
- 【橋本】
- 僕はまだ自分で経営していないので、お小遣いですね。
- 【森】
- 僕は自分でやっているので、ある分だけですね。
でも、最近は景気が良くないので、あんまりないですが…
- 【橋本】
- 逆に、生徒のみなさんは、僕らが給料や自由に使えるお金を
どれくらいもらっていると思いますか?
〈北農生〉15万円くらいはもらっていると思います。
- 【森田】
- ん~っ、15万はね、なかなかにデカいぞ…
- 【橋本】
- 15万はね…自分で経営し始めたら可能かな…
- 【森】
- 経営してたら自分に使うより、どうしても農業の方に投資してしまうんだよね。
―大体で結構ですが、みなさんのご実家の年収ってどれくらいですか?
- 【橋本】
- ウチのイチゴで言うと、単価が変わるので大体ですが、10a当たり500万円くらい。それを10a。あとは皆さん、計算してください(笑)。でもウチなんかよりも、畜産はもっと儲かると思いますよ。ねぇ、浦さん!?
- 【浦】
- 僕に振りますか…えーっ、年間約60頭出荷してて、現在市場価格が一頭
80万円くらいです。あとは皆さん口に出さず頭の中で計算してください(笑)。
- 【橋本】
- もちろんいろんな経費かかるので、丸々入るわけじゃないけど。
ちなみに、長崎県のトップのイチゴ農家の方たちは、10a当たり
800万円くらい上げています。だから、農業には夢があるという事です!(笑)。
- 【森】
- 経営者だと確定申告の際にパソコンでやった方が効率がいい。手書きでもできるけど、膨大な数を書くので、腕が腱鞘炎になっちゃうよ(笑)。
- 【橋本】
- ウチはイチゴハウスにパソコンを置いて、温度や湿度、日照時間を管理していますね。
- 【浦】
- 牛のお産の時に、『牛温恵』という出産時期を教えてくれる機械を使うのですが、それを使う事によって100%事故がない。それ以外にもパソコンを使うことは多いので、やっぱり必要ですね。
―JAの技術支援で、パソコンがないと出来ないこととかありますか?
- 【JA浦】
- 絶対に必要というわけではないですが、ハウス内の環境を機械で管理するにはパソコンが必要になりますね。露地野菜では今はあまり必要ないですが。ただ簿記とか申告についてはあった方が絶対に便利なので、やはり必要なのかなと個人的には思います。
- 【川内】
- 今まで、”経験“や”勘“でやってきたことを、人間が感じ得ないことまで分かる「センサー技術」などで補うことができる時代。新技術はパソコンと連動することが多いので、導入することで作業が楽になる・事故を防げる=収益確保・拡大となると、今後は必要になるのかもしれませんね。
- 【森】
- でもパソコンを使わない優れた農家さんもいる。要はパソコンありきではなく、自分が本当に必要だと思ったら導入したらいいんじゃないかな。
- 【橋本】
- 他地域を視察して、ウチとの違いだとか、どういう最新技術を取り入れているのかを勉強し、良いところ取り入れ経営に繋げることですね。
- 【森田】
- ウチも他との違いを見て、良いと思ったら取り入れてる。あとは観察力を磨くこと。病気とかを見抜く力が、後々の売上に影響してくる。
- 【森】
- イチゴも天気が大事。「明日雨降るぞ。薬撒いとこうか」みたいな。
―JAや市では,他の市町村と違う事を何かされていますか?
- 【JA浦】
- JAとしては、農家さんからの品物をどのようにして他地域より高く販売するかということを常に気掛けています。それが農家さんの収益につながりますので。
- 【川内】
- 市としては、農家さんが他地域の取り組みを見て、それを取り入れたいという際には、できる限り支援します。それが新しい取り組みであれば、支援もしやすいのではないかと思います。
- 【森】
- イチゴをメインに、他にブロッコリーを作っているのですが、イチゴが獲れない時期に収益を確保する野菜を模索していますね。また、今後良い品目が出てくれば、挑戦したい気持ちはありますね。
- 【橋本】
- 今は、ほぼイチゴ一本に集中していますので、他に作りたい物はないですね。他の物に手を掛けてイチゴが疎かになるのは避けたいですので。改善ではないですが、ウチのイチゴ畑はベンチ栽培と地床栽培が約半々なので、将来的には全部ベンチ栽培にしたり、ハウスを建て直したりして、今より収量も単収も上げていきたいです。でもそのためには市からの協力が必要なんですが…ね、川内課長(笑)。
- 【川内】
- 急に「ハウスを建てたい」と言われても…ただ、前もって農家さんと一緒に計画を立てながら支援をしていくことは可能かと思います。全員の希望を聞くのは難しいかと思いますが。
―新規就農者に対しての市やJAの支援はありますか?
- 【川内】
- 現在、収入がない時期の一定期間をサポートする市や国・県の補助金制度や、農業を新規で始める場合、多額の費用がかかりますので、それをなるべく支援する制度があります。
- 【JA浦】
- 新規就農者に対しては、ベテラン農家さんのところで一年間実地研修できる制度があります。初めて農業をするとなると
分からないことも多いでしょうし、失敗することもありますので、様々な補助を受けながら経験ができる制度は活用された方がいいかと思います。
- 【森田】
- やる気・根気・勇気、そして忍耐力!(笑)。やっぱり一番は「やる気」かな。やる気がないと始まらない。あとは仲間。嫌なことがあっても、口に出すことで気持ちが楽になり「やる気」にも繋がるし。あとは、当たり前だけど、生活のベースである家族・両親は大事にしないとね。
- 【森】
- 健康第一。やっぱり体が資本。働いた分稼げるけど、体壊したら働けないから。
- 【森田】
- 逆に生徒のみなさんは何が大切だと思う?
〈北農・大石〉仕事に対する忍耐力と、牛をいつ売るかなど「賭け」に出る際の判断力は大切だと思います。
- 【一同】
- オーッ! 俺たちよりしっかりした答えやね!
- 〈北農・増山〉
- 責任感も大事だと思います。
- 〈北農・松田〉
- 僕も責任感だと思います。相手に押し付けるのではなく、自分が責任持ってしっかりやることだと思います。
- 〈北農・前田〉
- 責任感もですけど、体を大切にしないと仕事もできなくなるので健康が大事だと思います。
- 〈北農・本山〉
- 向上心と、新しいことに挑戦する意欲だと思います。
- 【森田】
- 参りました…(笑)。
- 【橋本】
- 先ほども答えたように、将来的には全部ベンチ栽培にして、今より収量も単収も上げ、少しでも県のトップに近づきたいです。
- 【浦】
- 牛を100頭くらいまで増やしたいです。ただ頭数を増やすほど受胎率や管理が行き届かなくなるので、今後は法人化して従業員を雇い、
一頭一頭しっかり管理し、良い牛をたくさん作っていけるような経営をしたいです。
- 【森】
- たくさんイチゴをとっていきたい。あとは、若い人が少ないので、できれば、若い人が平戸で農業をできるような環境づくりを行いたいです。
- 【森田】
- 俺はまだ専業ではないので…でも目標は、家の牛40頭を質を高めながら100頭近くまで増やしたいですね。逆に、就農をしたいと考える3人は将来どうしたい?
- 〈北農・松田〉
- 牛が高値で売れたら嬉しいので、そうなるように一つ一つの仕事にやりがいを持って頑張っていきたいです。
- 〈北農・増山〉
- 肥育農家さんに名前を覚えてもらって、「ここの牛を買ったら良い肉になる」と言われるような繁殖農家になりたいです。
- 〈北農・大石〉
- ちょっとしたロスを抑えることと、徹底した管理により、高品質で周りから信頼を得ることができる牛を生産したいです。
- 【森田】
- もうねぇ…参ったね…何も言えねぇ(笑)。
- 【橋本】
- 今の(就農前の)農業のイメージは?
- 〈北農・本山〉
- やっぱり重労働が大変そうだなぁと思います。
- 【橋本】
- 確かに多少の重労働はあるけど、今は機械化や技術の発展で昔よりだいぶ楽になっているし、楽になるということは、その分効率が上がることだと思う。機械を入れるのにお金はかかるけど、楽して儲けるのが一番!
- 〈北農・前田〉
- 農業って失敗とかが多いのかなと思ってたのですが、皆さんのお話を聞いて、今の農業は、機械や技術を入れたりして失敗も少なくなり、楽になってきたのかなと思いました。
- 【森田】
- そうですね。なぜ楽になってきたかって言うと、失敗して苦しんだ人がいて、
それを改善して少しでも楽になるようにしてきたからだと思う。
これからもずっとその繰り返しだと思う。
- 〈北農・松田〉
- 農業は資格を取った方がいいのかなと思いましたので、高校を卒業するまでにたくさん取りたいです。あと、両親から「仕事する時は中途半端にはするな」と言われているので、自分が受け持ったことは最後まで責任持ってやるという気持ちを持ちたい。
- 【浦】
- 資格はいくつあっても損はしないと思う。でも、あまり自分を追い込み過ぎないでね(笑)。
- 〈北農・増山〉
- 農業は「借金が多い」・「朝が早い」というイメージです。
- 【橋本】
- 借金というか、投資は仕方がないと思う。その分働いて返せばいいし、儲けないといけないという目標・やりがいにもなる。
- 【JA浦】
- やはり投資は必要だと思います。投資しないと進歩もないですし、なかなか収量を上げることもできませんので。行き過ぎた投資はいけませんが…また、中にはまったく借金のない農家さんもいらっしゃいます。いずれも健全な経営をされていますので、最終的には、やはり「やる気」次第だと思います。
- 【橋本】
- そう、やる気次第で借金はすぐに返せるよ!
- 【森】
- 朝が早いのは、農繁期は確かに早いけど、それ以外はウチも朝6時くらい。高校生のみんなも6時くらいの人は多いよね? 大丈夫。眠たい日もあるけど慣れるよ。徐々にその生活に慣れて、「早くハウスに行ってイチゴとらんといかん」とか「早く牛に餌あげなきゃ」ってなってくるよ。
- 【橋本】
- 眠たくなったら寝ればいい。僕もよく昼寝する。昼寝大好き(笑)。
- 〈北農・大石〉
- 高校に入る前は、家で牛の世話をする時でも「農業は何よりも大変」と思っていたのですが、高校に入って農業の勉強をして、部活などでの色々な大変さを経験したら、農業はそこまで大変ではないと思えるようになりました。また、普段の何気ない、この高校生活が将来役に立つので、大事にしておかないといけないということが、今日の対談で分かりました。
―最後に、先輩方から生徒のみなさんにエールをお願いします!
- 【浦】
- あんまり無理せず、頑張ってください!
- 【森】
- 農業は毎年同じことをしてそうだけど、気候や自分たちの生活環境とかで毎年違ってきます。必ずしもルーティンではやれないところがある。過去にやってきたことを忘れないためにも、日誌とか記録を付けたりして、環境の変化に対応していった方がいいと思います。
- 【橋本】
- 逆に毎年違うからこそ、新しい発見ができる楽しさもあるよね。
- 【森】
- そうやね。自分で経営するのとそうでないのでも変わってくるしね。
言われてするのと、自分で決めてやることの違いね。
- 【森田】
- 何だかんだ言っても、農業って、最終的には一人で決断すべきことも多い。
自分との勝負みたいな。でもすべては自分次第。頑張ってください。
- 【橋本】
- でも、孤独に感じたり、自分は間違ったことをしてるのかなと思ったら、
まず仲間に相談するのが一番いい。一人では何もできない。
- 【森田】
- そうやね。一人であって、一人じゃないね。
- 【一同】
- そこで、いざ困った時の皆さんに持ってこいの情報です!
僕らがやってる若手農業グループ「4Hクラブ」では、色んな地域の
様々な品目の人たちとの交流ができて、すごく勉強になるよ。
ぜひとも”平戸で“就農してね! ”平戸の“4Hクラブで待ってま~す!(笑)。
4Hクラブ(農業青年クラブ)とは?
将来の日本の農業を支える20~30代前半の若い農業者が中心となって組織され、農業経営をしていくうえでの
身近な課題の解決方法を検討したり、より良い技術を検討するためのプロジェクト活動を中心に、
消費者や他クラブとの交流、地域ボランティア活動を行っている農業青年クラブです。
現在、日本全国に約850クラブ、約1万3千人のクラブ員が、それぞれの活動を通じて、
若手農業者の刺激となりつつ “日本や世界で貢献できる農業者”となることを目指しています。
〈農林水産省HPより引用〉