私たちは平戸のイチゴが、市場で少しでも高値で売れるように、常に農家さんたちと一緒になって考え・指導させてもらっています。そして、大切に美しく育てられたイチゴを、しっかりと検査し、責任を持ってメイン市場の関西へ大切に送り出しています。
平戸は日暮れて夕波小波…
父さん母さんに愛情込めて育てられ、
きれいに着飾った(包装された)
箱入り娘のイチゴちゃんたちが
スイーツの街・神戸へと嫁いでいきます。
親元を離れる平戸イチゴちゃん。でも大丈夫です。
神戸も優しい人たちばかりで、平戸と同じ様に
イチゴちゃんを愛してくれますので。
神戸市民の食生活に必要な生鮮食料品を全国各地から大量に集め、せりにより適正な価格で安定的に市民の台所へ届ける「中央卸売市場」。
トラックで平戸を旅立ち、その日の夜に神戸に到着した平戸イチゴは、全国各地のイチゴとせり台に肩を並べていた。5時30分、開始の鐘が鳴り響くや否や一斉にせり人と仲卸業者によるせりが始まる。素人にはほとんど理解不能な掛け合いにより、次々にイチゴたちは仲卸業者に引き取られていく。平戸イチゴも同じく、あっという間に複数の仲卸業者のもとへ…。
この日、平戸イチゴを引き取った仲卸の方々に話を聞いたところ、「平戸のイチゴはいいね! これからも美味しいイチゴをたくさん送ってね!」と口をそろえた。
こうして各仲卸業者から引き取られた平戸イチゴたちは、いよいよ、晴れ舞台となる量販店・スーパーなどに場所を移すこととなる。つまり、イチゴちゃんの最終的な”嫁ぎ先“のもとへと。
仲卸『カネハラ青果』取締役の西田さん。
実際に平戸にも足を運び生産者の方々と触れ合った経験もあって、
平戸イチゴを愛する一人でもある。
生産地と、量販店や専門店等・消費者とを結ぶ掛け橋となり、
情報発信や商品開発・販売活動を行う神果神戸青果のみなさん。
定期的に平戸にも訪れ、生産者の方々との情報交換・触れ合いを通じて、生産者の皆さんの代わりとなり、
愛情を込めて「平戸イチゴ」を消費者に送り出してくれる、言わば仲人役の方々なのです。
平戸イチゴ販売店
商品発注・店頭販売を担当しています。
平戸のイチゴは、初めて店頭に並べてからというもの、「今日はあのイチゴないの?」とお客様からお問い合わせいただくほど好評でしたので、今日もこのように(右写真)コーナーを設けて販売しています。甘みがあり美味しく、老若男女のリピーターが増えてきていますね。
平戸イチゴ販売店
果物のバイヤーで、イチゴを担当しています。全国の様々なイチゴの中でも、特に12~2月の『ゆめのか』は絶品で、私自身がファンとなり、是非ともこのイチゴを組合員さんに食べていただきたいという想いで仕入れています。現在は平戸イチゴの中でも特に高品質のものを当組合のPB商品として取り扱いさせていただいているのですが、出荷シーズン前に毎年平戸に出向き、生産状況確認をさせていただく中で、生産者さんに現在のお客様ニーズをお伝えすると、それに応えていただけるので、私たちも自信を持って販売出来ています。組合員さんからの評価も上々で、リピータも多いです。
海に囲まれ、光が燦燦と輝いて、平戸の人々は大らかな方が多いという印象です。こんな環境だから、美味しいイチゴが出来るんだろうなと思います。
ぜひこれからも美味しいイチゴを作ってください! 宜しくお願いします‼
平戸イチゴの卸・仕入れ
独自の仕入ネットワークにより、年中、国産イチゴをお客様(菓子工場、外食産業、個人店、学校、病院等)に届ける”イチゴ商社“があると聞きつけ、神戸市から車で約40分の尼崎市を訪れた。その名は『中島商店』。
着いたのは、イチゴがシンボルマークの、大きくて綺麗な事務所兼倉庫物流センター。中島商店の中井さん・前畑さんにイチゴを保存する冷蔵庫を案内いただくと、天井まで届く大量のイチゴ箱に圧倒させられたが「これでも、まだ全然足りませんねん。だって、イチゴ嫌いな人なんて滅多におらへんでしょ? ケーキ屋さん・コンビニ・レストラン…みんな美味しくて綺麗なイチゴを欲しがっています」「中でも平戸も作っている『ゆめのか』はお客さんの評判上々ですよ! どうか平戸で新規就農して、イチゴを作って送ってください! ウチらがなんぼでも売りますから!」と頼もしいエールをいただいた。