仲間がいるからがんばれる

23年取材・制作

新規就農者の方は常に不安に駆られることもあるでしょう。
でも大丈夫。平戸には“部会”という頼りになる
組織・先輩方々がいて、きっと皆さんを支えてくれるはずです。

JAながさき西海いちご部会 平戸いちご部会 部会長 植木 茂一さん

JAながさき西海いちご部会
平戸いちご部会 部会長

植木 茂一さん
令和5年より部会長に就任

上/各圃場の問題をみんなで解決していく現地検討会は、仲間意識の高さが感じられる。
中・下/各自で出荷調整したイチゴを「JA平戸集荷センター」で、みんなで一緒に荷造りする。

当部会は、現在22名の部会員が所属。平戸いちごの生産体制強化とブランド化を目的に様々な取組みを行っています。

市場ではまだまだイチゴが足りておらず、送れば送るだけ売れる状況が続く一方で、高齢化で全国的に生産者が減り、市場に流れるイチゴの量も減少しています。特に昨今の物価高騰にも対応すべく、他地域支部と連携して量を集めた販売力強化・単価を上げることを目指しています。

当部会は仲間意識が強く、部会員同士互いの農地で勉強しあう「現地検討会」を行うなど、みんなで助け合い切磋琢磨しながら活動しています。

新規就農者に対しては、経験豊かで頼れるベテランをはじめ部会のみんなで技術指導したり、最初は苗を作るのが大変なので、みんなが作った苗を少しずつ集めて提供するなど、万全のサポートを行っています。

就農を考えている若くて元気のある方、どうぞ僕たちと一緒に平戸でイチゴを作りましょう。部会員みんなでお待ちしています!!

JAながさき西海アスパラガス部会 平戸アスパラ部会 部会長 前川 栄治さん

JAながさき西海アスパラガス部会
平戸アスパラ部会 部会長

前川 栄治さん
令和5年より部会長に就任

上/現地検討会の様子。自分のノウハウを出し惜しみすることなく意見交換を行っている。
中・下/出荷したアスパラは「JA平戸集荷センター」で専門スタッフにより共同選果される。

当部会は、現在41名が所属しており、平戸アスパラの繁栄のために取組んでいます。

主な活動としては、春芽・夏芽の出荷前に品質保持を目的とした「芽揃い検討会」や、生産拡大を目的とした「現地検討会」を行っています。特に「現地検討会」では、部会員と農協、それに県北振興局の技術者が毎月順番に各生産者のハウスに出向き、意見交換・アドバイスを行っています。実際に現場を見て、病気対策や改善点を指摘し合うことは、部会の団結力を生みますし、みんなのやる気・励みになっています。

また、部会活動以外にも若手の生産者が新規就農者の農地に逐一出向き、アドバイス・サポートを行っていますので、新たにアスパラ農家になる人も安心して生産活動ができるのではないかと思います。

とはいえ、農業は決して楽ではありません。天候に左右されますし、体力・気力がないとやれません。補助金の関係もありますし、一度始めたらやめることはできませんので、覚悟を決めて就農してください。